NO36 『楽しく仲よく夕御飯』

今年の3月で終了しましたが、土曜日の朝のテレビ番組「サワコの朝」は、見るのが楽しみでした。

各界の様々な著名人と阿川佐和子さんとのトークは、和やかながらも中身が濃く、ゲストの心に響いた曲などの紹介もあり味わい深いものでした。

そういう訳で、土曜の朝はよくこの番組を見ていましたが、その中で最も心に残ったゲストは、仙台市にある慈眼寺住職の塩沼亮潤氏です。

塩沼住職は、9月の歳月をかけて計1000日間歩み続ける日本一過酷な修行「大峰千日回峰行」を、31歳の時に萬行し大阿闍梨になられた方です。

1300年の歴史の中で、この過酷な修行を成し遂げた者は二人しかいないそうです。

彼とサワコさんのトークは、いろいろと示唆に富む話に満ちていましたが、その中で、ことに「そうだな!」と思い、心に深く残ったのは、「楽しく仲よく夕御飯。あらゆる宗教の教えは、このことのためにあります。」との塩沼住職の言葉でした。

多年、地方政治に携わってきた者として、「政治も、楽しく仲よく夕御飯の団欒の家庭を一軒でも多くしていくためにある。」との思いでこれからも微力を尽くしてまいります。

2021年8月20日