伊勢神宮の御遷宮は、山口祭に始まります。
御遷宮は20年に一度、古例のままにご社殿や御装束神宝をはじめ全てを新しくして、大御神にお遷りいただく日本で最大最高のお祭りです。
その御遷宮に向けて最初に行われるのが山口祭で、新社殿の用材を伐り出すにあたって御杣山(みそまやま)(御遷宮造営に必要な用材をいただく山)の山の口に坐す神に伐採と搬出の安全を祈願する祭りです。
御遷宮は、約1300年前に第1回が行われ、平成25年には第62回目の式年遷宮が行われました。
この御遷宮も、その始まりは平成17年の山口祭でした。こうしたことから、山口には「物事のはじめ」「先駆ける」等の意味があると昔から解されてきています。
確かに、山口県は明治維新で全国に先駆け、近代国家日本の始まりに大きな役割を果たしました。
その先駆ける役割を、山口県は再び果たす時が来ているのではないでしょうか。
現在、我が国は、少子高齢化の進行や国の借金の累積から将来に明るい展望が持てない閉塞感の中にあります。
そうした状況を打破し希望が持てる日本の国づくりに向けて、再び先駆ける山口県政の実現に微力を尽くそうと思っています。