「高齢者が輝く地域づくりの推進について」
(2) 健康寿命を延ばす取組について
2016年の日本人の平均寿命は、男性は80.98歳、女性は87.14歳で男女とも香港に次いで世界第二位でありまして、我が国は世界の長寿大国であります。日本人の平均寿命は、今後さらに延びることが予想され、人生100年時代の到来は間近であります。
このように日本人の平均寿命が延びていくこと自体は歓迎すべきことでありますが、誰しもが思うことは健康で長生きしたいということ、また誰しもが心配することは、我が国の医療保険制度や介護保険制度は大丈夫だろうかということです。
そこで、こうした不安を解消するための最も望ましい方向は、高齢者の健康寿命を延ばすことにより医療や介護の負担増を抑制する一方、元気な高齢者として可能な限り働き、活躍し貢献していただくことであります。
このことに関しては、第六次やまぐち高齢者プランは、生涯を通じた健康寿命延伸に向けた取組の推進ということで、特に歯の健康の重要性に着目してかと思われますが、生涯を通じた歯・口腔の健康づくり対策の推進を、重ねて明記しており、「やまぐち歯・口腔の健康づくり推進計画」に基づき、市町や歯科保健関係者等と連携を図り、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目標とした「8020運動」を推進するとしています。
こうした県民の歯の健康を守る取組は、県民の健康寿命を延ばすためのベースになるものであり、大いに評価したいと思います。
そこでお尋ねです。県民の健康寿命を延ばす上で大事な、県民の歯の健康を守るための施策は、「やまぐち歯・口腔の健康づくり計画」に基づいて推進されています。この「やまぐち歯・口腔の健康づくり計画」は、平成25年に策定されまして、計画期間は、平成34年までの10か年計画になっており、達成すべき目標数値も示されています。そしてその計画は、5年経過時に中間評価を行い、大きな状況の変化があった場合は、必要に応じて計画に再検討を加え見直すとしており、昨年でその5年が経過いたしました。つきましては、「やまぐち歯・口腔の健康づくり計画」の中間評価及び見直しを適切に行い、県民の歯の健康の一層の向上を図り、県民の健康寿命の延伸につなげていくことが大事と考えますが、このことについてご所見をお伺いいたします。