日韓交流事業について
(1) 日韓海峡沿岸交流関連事業について【知事答弁】
合志議員の御質問のうち、私からは日韓海峡沿岸交流関連事業についてのお尋ねにお答えします。
国際社会における地域間の相互依存が深まる中、複数の地域が連携して広域的な国際交流を進めることが重要との観点から、日韓海峡沿岸の関係自治体で構成する「日韓海峡沿岸県市道交流知事会議」に、平成11年から本県も参画しているところです。
この知事会議では、毎年、参加する8県市道の知事・市長が一堂に会し、交流の現状や地域振興に関して活発な意見交換を行い、8県市道すべての合意の下で、環境、観光など幅広い分野での共同交流事業を展開しているところです。
具体的には、8県市道が連携して、環境分野では、海岸の美化に向けた漂着ごみの一斉清掃を、10年間にわたり継続して行っています。
また、観光分野では、私自らの提案により、8県市道の大学生が共同し、交流を深めながら、新たな観光モデルルートづくりに取り組んでいます。
本知事会議は、平成4年の第1回会議から今日まで、日韓双方の参加自治体の努力により、毎年欠かさず開催をしており、本県においても、平成29年度に長門市で開催したところです。
知事会議に参加する8県市道においては、これらの交流事業は、日韓海峡沿岸地域の友好関係の増進と相互理解の促進に重要な役割を担ってきたとの認識を共有しています。
現在、日韓関係は非常に厳しい状況にあるとされておりますが、私としては、地域レベルでの交流として積み重ねてきた、これまでの経緯や成果を踏まえ、両地域の相互理解が一層深まり、さらなる発展に繋がるよう、本年度予算措置した日韓海峡沿岸交流関連事業により、引き続き、8県市道の共同交流を着実に進めてまいります。
その他の御質問につきましては、関係参与員よりお答え申し上げます。