令和元年6月定例県議会【2.韓国との交流事業における姿勢と備えについて】

「日韓交流事業について」

2.韓国との交流事業における姿勢と備えについて

次に、韓国との交流事業における姿勢と備えについてであります。
現在、韓国は新たなナショナリズムの高揚期にあるようで、それが日韓関係にも影響を及ぼしているように思われます。旭日旗を「戦犯旗」と称してそれを掲げる自衛艦の寄港を拒否する、慰安婦問題における日韓合意の事実上の破棄、「解決済み」と公的に確認されてきたことを覆した韓国最高裁判所の元徴用工判決等々、日本国民としては理解し難い政治もしくは司法判断が、相継いでいます。
こうした状況の中で韓国の関係地域と交流事業を行うに当たっては、お互いに友好実利の関係を深めていくことは当然ですし、あえて日韓の歴史上の懸案問題に踏み込むことは控えるべきでしょう。ただ、そう心掛けたとしても、もし、そうしたことが議論の俎上に上がったときは、地方自治体といえども日本の立場、日本の主張をハッキリ表明する姿勢を持つべきであり、その備えをしておく必要があると考えますが、このことにつきご所見をお伺いいたします。