答弁 農業試験場跡地利用について(1)

1.跡地利用の目的意思について【知事答弁】

合志議員の御質問のうち、私からは、農業試験場跡地利用の目的意思についてのお尋ねにお答えします。

人口減少・少子高齢化が進む中にあって、地域の持続可能性を確保していくためには、若者が持つ新しい価値観やライフスタイルに適合し、同時に、高齢者をはじめ多様な人々が各々の個性を生かしてアクティブに活動できる、そうした誰もがいきいきと輝き、住みたくなるまちを創っていくことが重要です。

このため、私は、山口市と防府市を結ぶルート上に位置し、魅力ある県都づくりや県央部の広域的なまちづくりにつながる、大きなポテンシャルを有する農業試験場跡地を活用して、山口市のみならず、県内のまちづくりのモデルとなる「未来のまち」の構築を目指し、取組を進めているところです。

現在、地元山口市と連携しながら、基本計画を策定中であり、昨年11月に取りまとめた中間整理では、この「未来のまち」で、居住者や地域住民、来訪者など多様な主体が創造的に交わることができる空間を形成していくことを、核となるテーマに位置付けました。

そして、こうした空間の形成に向けて、潤いや豊かさをもたらす生活機能に加え、誰もが気軽に利用でき、心の安らぎや癒しにつながる機能、地域の交流を促進する機能、さらには、これからのまちに必要なデジタルや脱炭素の技術の導入など、「未来のまち」の構築につながる様々な機能を整理したところです。

これらの機能による効果を、一定の面積の中でどのように発現させるか、その具体的な手法は、今後しっかりと検討する必要がありますが、例えば、親和性の高い機能を融合し、施設を複合化・多機能化することで、土地の効率的な活用を図るとともに、賑わいの創出や多様な主体の交流促進など、様々な波及効果を生み出すこともできると考えています。

今後も、想定する機能が目指す効果を最大限発揮できるよう、サウンディング型市場調査で得られた民間企業の意見や提案等も踏まえ、幅広い観点から、検討を深めてまいります。

私は、本県の新たな未来を見据えて、多様な人々が絶えることなく集い、創造的に交わるまちを創り、これを他の地域にも波及させることで、県全体の価値を高めていくという明確な目的の下、山口市と一層連携しながら、「未来のまち」モデルの構築に向けて、引き続き取り組んでまいります。

その他の御質問につきましては、関係参与員よりお答え申し上げます。