令和元年6月定例県議会【ウ. 朝鮮通信使の寄港地間交流について】

「日韓交流事業について」

(3)日韓交流の良き歴史的記憶の形成について

ウ.  朝鮮通信使の寄港地間交流について

最後に関連することとして、朝鮮通信使の瀬戸内海航路における寄港地間交流についてお伺いいたします。
通信使の通過経路はほぼ定まっており、対馬、壱岐、筑前藍島を経て下関(赤間関)に到り、上関、下蒲刈(しもかまがり)(広島県呉市)、鞆(とも)の浦(広島県福山市)、牛窓(岡山県瀬戸内市)、室津(兵庫県たつの市)、兵庫津(ひょうごのつ)(現在の神戸港)と瀬戸内海を航行して大坂に着き、淀川を遡上して京都に到った後、江戸まで陸路を通りました。この通過経路のうち、下関から兵庫津までの間の瀬戸内海航路における寄港地間で、朝鮮通信使に関する相互交流を深め、瀬戸内広域観光ルートの開発など、観光振興、地域活性化につながる取り組みを、本県が、積極的に関係する県、市町に呼びかけ推進していくことを期待していますが、このことにつきご所見をお伺いいたします。