よりよい教育環境の実現について
4.学校の事務体制の強化について【副教育長答弁】
次に、学校の事務体制の強化についてのお尋ねにお答えします。
まず、学校事務体制の強化に向けた取組方針についてです。
学校における働き方改革を推進し、「チームとしての学校」の機能強化を図るためには、事務職員がその専門性を発揮し、学校運営に参画していくことが重要です。
このため、県教委では、研修による事務職員の一層の資質能力向上や、ICTを活用した事務処理のシステム化による業務の効率化などにより、学校事務体制の強化に努めていくこととしています。
次に、小中学校事務職員の研修についてです。
小中学校の事務職員の研修の充実を図ることは重要であると考えております。
このため、やまぐち総合教育支援センターで実施している基本研修については、今年度から、新規採用者の研修日数や研修項目を増やすなど、その見直しを図ったところです。
また、専門性を高めるための研修としては、国が実施する中央研修に、事務職員を毎年派遣しているところであり、財務マネジメント等の講座を受講した職員は、各地域で指導者としての中核的な役割を果たしています。
なお、お示しの山口県ひとづくり財団が行う研修については、市町立小中学校の事務職員の研修枠の設置や、新たな研修の開設は難しいため、今後、財団で行われている研修内容も参考にして、県教委が実施する研修の充実を図ってまいります。
次に、学校事務職員の資質能力の向上を図る研修プログラムについては、現在、お示しのような新たなプログラムを開発することまでは考えていませんが、学校現場や市町教委と一体となって、若手人材育成プランなど、キャリアステージに応じた県独自の研修を進めることにより、学校事務職員の資質能力の向上に努めているところです。
県教委といたしましては、学校や市町教委等と連携して、「チームとしての学校」の機能強化に向け、事務職員が専門性を発揮しながら主体的に学校運営に参画できるよう、事務体制の強化・充実に取り組んでまいります。