デジタル改革の推進について
3.DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について【部長答弁】
次に、DX、デジタル・トランスフォーメーションの推進に関する2点のお尋ねにまとめてお答えします。
お示しのように、新型コロナウイルスへの対応において、特に行政分野でのデジタル化の遅れが浮き彫りとなり、これに迅速に対処するとともに、住民の利便性向上や業務の効率化につなげていくことが求められています。
このことを踏まえ、国においては、新たに設置されたデジタル庁を中心に、徹底した利用者目線により、国・地方を挙げた行政のデジタル化を推進するとされているところです。
このうち、地方自治体のDXに向けては、昨年12月に国が策定した「自治体DX推進計画」の中で、組織体制の整備や具体的な取組事項、スケジュール等が示されています。
本県としても、これに即応し、デジタル化を梃子とした行政の構造改革に取り組むとともに、市町と一体となって、県全体の行政のデジタル化、「デジタル・ガバメントやまぐち」の構築を進めていくこととしています。
このため、今年1月には、県と全市町で構成する連携会議を設置し、特に、国の計画で重点取組事項とされた情報システムの標準化・共通化、行政手続のオンライン化及びAI・RPAの利用促進については、ワーキンググループも設けて検討を進め、順次実行に移しているところです。
このようなことから、現時点において、本県独自の課題設定や工程表の作成は予定しておりませんけれども、今後も国が示した目標年度等をにらみ、適切な進行管理に努めながら、業務全体のあり方やプロセスの見直しも含めた行政のデジタル・トランスフォーメーションを計画的に推進してまいります。