答弁【4.(ア)産学官の連携について】

デジタル改革の推進について

4.デジタル人材の育成と確保について

(ア)産学官の連携について【部長答弁】

次に、デジタル人材の育成と確保に関する御質問のうち、産学官の連携についてのお尋ねにお答えします。

AIやデータ活用等に関するデジタル技術を有し、それを使いこなすことのできるデジタル人材は、全国的に不足しており、本県においても、行政分野だけでなく、産業界、特に中小企業から人材を求める声をお聞きしています。

一方、大学をはじめとする教育機関においては、これからのデジタル社会のニーズに応える人材教育の充実が強く求められています。

こうした状況を踏まえ、県では、産学官で課題意識を共有し、連携を図りながら、デジタル人材の育成・確保に向けた取組を進めているところです。

具体的には、県と山口大学が連携し、県内企業の技術力・研究開発力の強化に向けたデータサイエンスの専門講座を開催しているほか、教育委員会においても、高校生を対象としたデータサイエンティスト育成講座を実施しています。

また、来月下旬には、高校生・大学生等が企業の若手社員と協働し、先端のデジタル技術を活かしながら、地域課題の解決に向けたソリューションの創造等に取り組むアイデアソン・ハッカソンの開催も予定をしております。

この他、企業や学生、行政職員等が参加する官民協働フォーラム「デジテック for YAMAGUCHI」でも、AI人材育成プログラムの提供を行うなど、産学官の連携による様々な人材育成の取組を展開しているところです。

人材確保の面では、プロフェッショナル人材育成拠点を活用した中小企業とデジタル人材のマッチング支援などに取り組んでおり、県としては、今後も、こうした産学官の連携を一層進め、本県のデジタル社会を創り支えるデジタル人材の育成と確保に積極的に取り組んでまいります。