答弁【5.光ファイバ網の整備について】

デジタル改革の推進について

5.光ファイバ網の整備について【部長答弁】

次に、光ファイバ網の整備についてです。

デジタル社会を構築するためには、誰もが希望する場所で安定的にデジタルを利用できるよう、光ファイバ網等の整備による情報通信基盤の充実が必要であると考えています。

このため、県では、特に条件不利地域における光ファイバ網の整備促進に向け、地元市町による直接整備を重ねて働きかけるとともに、通信事業者に対し、国の補助事業の活用等による整備エリアの拡大を積極的に要請してまいりました。

こうした取組により、県内の整備は着実に進んできたところでありますが、離島をはじめとする中山間地域の一部では、無線によるブロードバンド環境はあるものの、光ファイバ網等の高度な情報通信基盤の整備が遅れている状況にあります。

これらの地域は、工事に係る条件や将来の維持管理費用など、置かれている環境がそれぞれに異なっており、整備に当たっては、その違いに応じて個別の調整が必要となるほか、通信事業者に対しては、企業情報の保護にも配慮を要します。

このようなことから、お示しの協議会の設置までは考えておりませんが、県としては、今後も個々の地域ごとに、市町や通信事業者と十分な調整を行い、整備スケジュールも設定しながら、県内全域での整備が早期に図られるよう取り組んでまいります。

また、関係者との調整に際しては、採算面が最大の課題となっていることから、引き続き、全国知事会等を通じて、国に対し、支援制度の継続・拡充や光ファイバ網のユニバーサルサービス化を強く求めてまいります。