『原子力発電に関する合志栄一の基本的立場』

【原子力発電に関する合志栄一の基本的立場】

私は、原発ゼロ論者ではありません。
原子力発電は、人類が獲得した科学技術であり、一旦それを手した以上、なくすことは出来ず、原子力はこれを人類将来のために生かす道を切り開いていくしかないと思っています。
ただ、原子力発電はいまだ未完成の技術であります。
特に、使用済み核燃料処理の問題が解決されていません。
また、福島原発事故で明らかなように事故が起こった時のリスクが余りにも大きく、我が国のように国土が狭い国
においては、原発事故は国家の存立にかかわる重大な内なる脅威となるものであります。
従って、今日、原子力発電に過度に依存することは避けなければならない。
現在、政府がエネルギー基本計画に明記しているように、原発依存度は、可能な限り低減させるという方向において原子力政策は推進されていくべきであるというのが、私の基本的立場であります。

2017年2月1日