《無利子・無担保融資》
コロナウィルスの影響で大変な思いをしておられるお店、事業所、料飲・旅館組合等を訪ね、現場の切実な声を聴きました。また、そうした関係先に融資等を行って事業経営を支援している金融機関も訪ねて考えを伺いました。
そして、地方の現場の声ということで、無利子・無担保融資は、政府系金融機関だけではなく、民間の金融機関でも同様の要件で行うことができるよう繋がりがある衆参の国会議員に要望しました。
既に、そういう流れになっていたのだろうと思いますが、その後、地方銀行や信用金庫などの民間金融機関でも、無利子・無担保融資ができるようになりました。
給付ではなく融資ですので、いずれ返さなくてはならないことを気にされる向きもありますが、非常事態を乗り切っていく上において優れて有利なこの融資制度が大いに活用され、事業継続が図られていくことを願っています。
《医療従事者への感謝》
先般、新型コロナウィルスとの戦いの最前線である医療現場の実情を知るため、その感染症対策にかかわっている或る基幹病院を訪ねました。
そして医療担当の関係者のお話を伺いました時、看護の仕事を担当しておられる方が、「辛い思いで心が折れそうになることもあります。それでも、私たちがやらねばと自らを励まして頑張っています。」と語られるのを聞いて胸がつまりました。
感染リスクと隣り合わせの環境に身を置きながら、強い使命感をもって県民の生命を守るために奮闘しておられる医療従事者の方々が、頑張りぬいていくためには、県民の感謝と理解ある温かい眼差しが必要ではないか。
そのことに思いが至り、臨時県議会の質疑で、医療従事者への感謝支援の気運醸成を訴えました。
村岡知事は、この訴えに直ちに応えまして、医療従事者への感謝の気持ちを表すブルーライトアップを、県政資料館、下関海峡タワー、シンフォニア岩国の3県施設で行うことにしました。
また、知事自らが、県のホームページの新型コロナ関連情報サイトに「医療従事者への誹謗中傷・差別はやめて!」との動画をアップし、その中で医療従事者への感謝を、強く県民に呼び掛けています。
是非、皆さまも見てください。
《助け合い補い合って》
コロナ対応の自粛要請で大きな打撃を受けているのが料飲関係のお店です。
平均して通常の2割ほどまでに売り上げが落ちていて休業しているお店も多いようです。
課題は、コロナが収まってお店を再開するまでの間を、経済的に持ちこたえていくことでして、テイクアウトなどに同業者、関係者が協力し合って取り組む動きが見られます。
その一環と思われますが、私にも居酒屋の経営を任されている方から相談がありまして、スーパーの駐車場などでテイクアウト販売を、同業者にも呼び掛けてやりたいとのことでした。
そこで、私が知っているスーパーの社長に取り次ぎましたら、「このような事態ですので、少しでもお役に立てれば。」と快く了承し、協力を約してくれました。
平穏な日常が失われ荒みがちな今日の世相ですが、何か心和む嬉しい出来事でした。
日本の建国神話は、世の荒き、暗きに遭うも慶びを積むことの大切さを伝えています。コロナウィルスの影響は深刻ですが、心明るく助け合い、補い合って乗り切っていきましょう。