石炭由来の水素によるCO2フリー火力発電に向けて事業着手
5月30日の午前11時に東京都の中央区に在るJ―POWER本社を訪ねました。訪問目的は、同社が中国電力と共同で広島県大崎上島町で取り組んでいる大崎クールジェンプロジェクトの将来見通しを知るためでした。同プロジェクトは、CO2回収型で高効率の石炭ガス化複合発電の実用化に向けて実証実験を積み重ねてきており、技術的課題はほぼ解決しております。このプロジェクトは、石炭をガス化してCO2を回収し水素ガスに置換して、その水素を発電には勿論のこと多様な水素の利活用に原料として供給していくことを究極の目標にしており、その実用化の見通しを伺いました。
同社では執行役員の外村氏、火力エネルギー部新事業計画室長の明樂氏、同部GENESIS計画室長の歌野氏に対応いただきました。そして、J-POWERが、大崎クールジェンプロジェクトで実証した成果の実用化に向けて、松島火力発電所(長崎県)を、CO2フリー水素発電を目指した設備に更新するGENESIS松島計画を決定し、2026年着工する予定であることを知りました。CO2回収型施設として営業運転を軌道に乗せるためには、回収したCO2を貯留もしくは利活用する出口の課題を解決する必要があるとのことでした。私は、大崎クールジェンプロジェクトの成果を上関において生かすことを提案していこうと思っています。