「環境保護の時代から環境経済の時代へ」
環境副大臣に就任された中田宏参議院議員を12月11日に訪ね、環境副大臣としての抱負や、山口県が取り組んでいる水素先進県づくり等について、色々考えを伺ってきました。その要旨をご報告いたします。
環境副大臣就任おめでとうございます。先ず、環境副大臣としての抱負をお伺いいたします。
中田副大臣
環境政策は、環境保護の時代から環境経済の時代へと変わって来ています。脱炭素化に向けて経済的な面での世界的な競争の中で、我が国が競争力を失わないようしっかり取り組みます。
「循環経済の実現は国家戦略」
副大臣は、ゴミや廃棄物の問題に横浜市長時代も含めて真摯に取り組み、全国モデルとなるような政策を実現してこられました。その点はどうしていこうとお考えですか。
中田副大臣
ゴミや廃棄物については、従来の適正に処理処分するという政策から、循環的な経済サイクルの中に位置付けて、再資源化し再利用するという政策へと変わってきていまして、この分野でも世界的な競争となっています。国も、循環経済の実現を国家戦略に位置付けていまして、環境副大臣としてそうした観点からのゴミ・廃棄物対策を推進します。
「水素利活用も点から面へ」
山口県は、県内コンビナートで全国の1割の水素を生成していることもあり、水素先進県づくりに取り組んでいます。環境副大臣として期待することがおありでしょうか。
中田副大臣
水素の利活用も、点から面への広がりを実現できるかが課題です。水素自動車も実用化されていますが、水素ステーションが少ないため広まっていません。山口県が、水素ステーションなどを増やす政策を進め、水素先進県として水素自動車の普及など水素の利活用の面的な広がりを実現していかれることを期待しています。
「成功すれば輸出産業になる!~大崎クルージェンプロジェクト~」
中国電力が電源開発(㈱)と共同で広島県の瀬戸内海の島(大崎上島町)で取り組んでいます大崎クルージェンプロジェクトは、石炭をガス化して究極的には水素ガスに置換して発電するという石炭由来のCO2フリー水素発電の実用化を目指しています。大崎クールジェンプロジェクトについては、どうお考えでしょうか。
中田副大臣
石炭やLNGを燃料とする火力発電は、欧米から非難されていますがCO2フリーの火力発電が実現できるのであれば、そういう非難は当りません。また、原子力発電より地域的に受け入れられやすい面もあり、再生可能エネルギ―を主力電源としながらもエネルギーミックスの観点からも望ましいと思います。世界的には火力発電でやっていくしかない国々も多くあり、CO2フリーの火力発電の技術を実用化できれば、それは輸出産業にもなります。
環境副大臣は、長年培って来られた力を発揮できるポジションだと思います。これからの活躍に期待しています。本日は、ありがとうございました。